DX診断士協会について Details of the Association

21世紀が幕を開けて以降、デジタル領域では様々なテクノロジーが産まれ、進化し、それらをビジネスに活用して大きく成長を遂げる企業が次々と誕生しました。

ビッグ・テック(Big Tech)とよばれるIT大手企業を筆頭に、大きく収益を上げそれを次なる成長に再投資することで飛躍的な成長を遂げた企業の背景には、デジタルテクノロジーの活用にあったことは周知の事実です。
「インターネット」、「スマートフォン」、「SNS」、「AI」、「IoT」など、その時々において最先端にある技術を積極的に活用することが成長企業に共通する点であり、これらデジタルテクノロジーが今後においても重要要素であることは、もはや疑う余地がありません。

こういった成長企業がひしめく米国や中国と比べ、日本のデジタルテクノロジーのビジネス活用は、残念ながら十分ではありません。
人口の減少や超高齢化社会など、日本を取り巻く環境は今後一層厳しさを増していくと予想されています。

しかしながら、日本にはかつて高度成長期からバブル期にかけて世界を席巻した現場の強さやサービス品質の高さなどの日本固有の強さがあります。

DX（デジタルトランスフォーメーション）は、デジタルテクノロジーを活用して顧客体験や企業の在り方そのものを『変容』させることであり、DXを活用して日本が持つ固有の強みを維持しながら成長することは必ずできるはずです。
そして、それを実行する主体は人間であり、その実行スピードや得られる成果はDXを推し進める人間の経験やスキルに大きく依存するのが現状です。

当協会では、DXを活用して企業により高い価値をもたらせる人間を一人でも多く輩出することを目的として発足いたしました。
DXが一過性のものではなく、本質的に企業や社会の構造を変革するものとなるよう
当協会がその一端を担えれば幸いです。